残留リスク対策

マニュアル診断サービス ― 『IEC 82079-1:2012』適合評価

さまざまな国際規格や指令、業界標準などを踏まえ、お客さまのマニュアルを診断。
『IEC 82079-1:2012』への適合状況が分かるマニュアル診断レポートを作成します。

マニュアル診断サービス

※貴社を訪問し、ご依頼のあった規格の詳細説明や、マニュアル診断の結果に基づくオンサイトセミナーの実施も可能です。

マニュアルに関連する国際規格の例

マニュアルや警告ラベルを含む「使用説明」は、さまざまな安全規格に適合する必要があります。

  • IEC 82079-1:2012 使用説明の作成-構成,内容及び表示方法 第1部
  • ISO 12100:2010 機械類の安全性-設計の一般原則-リスクアセスメント及びリスク低減
  • 機械指令 2006/42/EC
  • 低電圧指令 2014/35/EU NEW(2014年3月発行)
  • EMC指令 2014/30/E NEW(2014年3月発行)
  • GB/T 5296.1-2012 中華人民共和国国家標準 消費生活製品の使用説明 第1部
  • SEMI S2-0712a 半導体製造装置の環境,健康,安全に関するガイドライン
  • SEMI S13-0113 製造装置と共に使用することが意図された装置ユーザへの提供文書のための環境,健康,安全ガイドライン

マニュアルの国際規格『IEC 82079-1:2012』

『IEC 82079-1:2012使用説明の作成-構成,内容及び表示方法第1部』は、マニュアルや警告ラベルを含む「使用説明」の国際規格です。『IEC 62079:2001』の後継規格として、2012年にISOとIECの水平規格として発行され、デュアルロゴが付けられています。

デュアルロゴ
『IEC 82079-1:2012』の要求事項には、以下のようなものがあります。

  • 使用説明の国際規格
    WTO/TBT協定加盟国が遵守すべき国際規格として制定されています。
  • 対象となる使用説明
    取扱説明書をはじめ、製品本体、組み込みマニュアル、警告ラベルやカタログ、Web サイトなど、あらゆる使用説明が対象となります。
  • リスク分析の結果を反映した使用説明
    リスク分析の結果を整合し、使用者への情報提供が要求されています。
  • 使用対象者の限定
    各操作の対象となる使用者(オペレーター、メンテナーなど)を明記し、使用者を特定した説明が必要です。
  • 製品ライフサイクルへの対応
    開梱から設置~廃棄まで、製品ライフサイクルのさまざまなシチュエーションへの対応を求めています。
  • 警告表示による安全対応
    危険(Danger)、警告(Warning)、注意(Caution)のシグナルワードの使用が義務付けられ、製品やマニュアルへの警告表示が必要です。
  • 多言語への対応
    輸出先の公用語への翻訳が求められています。また、使用説明に大きな影響を及ぼすフォントのポイントや記号の大きさなどの、可読性が求められています。
  • 適合評価
    対象となる使用説明が、規格に適合しているかを判断する評価方法が定められています。

また、『IEC 82079-1:2012』は前身となる『IEC 62079:2001』と異なり、コンシューマ製品から大規模な産業機器といった広い分野の製品に適用されます。

『IEC 62079:2001』と『IEC 82079-1:2012』には、以下の相違点があります。

IEC 62079:2001(廃版)
取扱説明の作成-構成、内容及び表示方法
IEC 82079-1:2012
使用説明の作成-構成、内容及び表示方法
消費者向け製品を対象としていない 消費者向けも含め全ての製品・サービスを対象とする
製品に対する専門知識を持っていることを前提 専門知識のない一般消費者も対象
IEC規格 IECとISOのデュアルロゴ
EU圏では、2015年9月11日で廃止 2015年9月12日からEU圏で『IEC 82079-1:2012』を
『EN 82079-1:2012』として運用開始

以上のことから、今まで『IEC 62079:2001』の対象外だったコンシューマ製品も、『IEC 82079-1:2012』の適用範囲になります。
このように、 2015年9月12日から EU圏で上市する全ての製品のマニュアルは、 『EN 82079-1:2012』への対応が、より求められます。

マニュアル診断サービス ― 『IEC 82079-1:2012』適合評価

マニュアルを『IEC 82079-1:2012』に適合させることにより、各国の法的要求(消費者保護法、PL法、認証制度、労働安全衛生法など)への適合が容易になります。
テックコミュニケーションズは、お客さまの使用説明(取扱説明書、警告ラベル、カタログなど)が、『IEC 82079-1:2012』をはじめ法令、その他の国際規格、欧州指令にどの程度適合しているかの評価を実施しています。
『IEC 82079-1:2012』については、附属書Bおよび附属書Cのチェックリストを使用し、マニュアルを診断。不適合箇所については、具体的な改善ポイントをまとめたレポートを提出します。
『IEC 82079-1:2012』の適合性を主張するには、要求事項を満たすだけでは不十分です。
適合性の主張について『IEC 82079-1:2012』では、以下のように記述されています。

7.1  適合性の主張

  • 82079シリーズ第1部への適合性の主張は、使用説明が専門家による書類審査によって、または附属書A、BおよびCの要求事項および手引きに従って評価されたことを示す有効な証拠を供給者が維持しているかどうかに依拠する。
  • 使用説明が適切な有資格専門家による評価を受けたものでない限り、このIEC 82079第1部への適合性を主張してはならない。

このように、『IEC 82079-1:2012』に適合するには “使用説明の専門家” の評価が必要となります。
テックコミュニケーションズは、この “使用説明の専門家” であり、日本では数少ない使用説明の適合評価サービスを行うエキスパートです。

「マニュアル診断サービス」の流れ

  1. 1 規格の指定と使用説明の提供
    診断を依頼される規格をご指定ください。

    診断に必要となる製品マニュアル、リスクアセスメントシート、カタログをご支給ください。また、製品のWebページがありましたらお知らせください。
  2. 2 マニュアルの診断
    製品マニュアル、リスクアセスメントシートを読み込み、チェックシートに基づく診断を行います。

    補足)
    『IEC 82079-1:2012』に沿った診断をご依頼の場合は、『IEC 82079-1:2012』規格書の附属書B、Cのチェックシートを使用して診断します。
  3. 3 改善提案の作成
    チェックシートのNG項目を改善するための提案内容を検討します。
    改善提案については、当社のマニュアル制作の経験を生かし、具体的な事例をご提示します。
  4. 4 マニュアル診断レポートの作成
    診断結果と改善提案を取りまとめ、マニュアル診断レポートを作成します。
    ・マニュアル診断レポートは、PDF形式で提出します。
    ・貴社を訪問し、ご依頼のあった規格や、マニュアル診断レポートに沿った改善ポイントを解説するオンサイトセミナーの実施も可能です。

報告書

ページTOPへ